千曲川最上流域、恵まれた自然の中で生まれるにごり酒

千曲錦酒造株式会社

長野県

良き米、水の集まるところ、酒あり。人集まるところ、酒求められし。

甲斐武田信玄の二十四将の一人として、主君を助けた原大隈守虎昌が現在の佐久岩村田の地を拝領し、その地に1681(天和元年)に酒造業を創業しました。
名称、千曲錦は、秋にまばゆいばかりの紅葉が千曲川の川面に映える、その様子から命名。
この佐久の地は昔から寒暖差と清冽なる伏流水が豊富な点で多くの日本酒蔵があり、また古くはこの地は中山道と佐久甲州街道の交点であり宿場町としても栄えてきました。
人が集まるところ、酒ありということで供給も、消費も大きかったことが伺えます。
その後原家当主により佐久の地のうまし酒、千曲錦を供給してきました。

佐久平という高地と千曲川の恵みを授かって

蔵は北に浅間山系、南に八ヶ岳連峰と大自然に囲まれた標高700mの佐久平と呼ばれる高原地にあり、日本一長い千曲川(信濃川)の最上流地域にもあたります佐久市は、信州内でも屈指の穀倉地帯。
ここで育つ良質な米と、寒冷な気候、千曲川の豊かな水とに恵まれ日本酒造りに適していると言われ、実際佐久市内には10以上もの日本酒蔵と2つのビール工場があることが、この地の恵みを物語っています。
多くの酒蔵がありながらも、水源は浅間山系、八ヶ岳山系、蓼科山系、千曲川系と多種あり、その違いが味わいの違いも生んでいるようです。
千曲錦酒造はそのうちの浅間山系であり、施設内の井戸から湧き上がってくるミネラルを含んだ浅間山系伏流水を酒造りに使用しています。
この水と酒米としては長野県産「美山錦」を主に使用しています。
輪郭がしっかりとした仕上がりと米の旨味がしっかり感じられるというのが「千曲錦」の酒のスタイルと言えるでしょう。

酒に対し柔軟に取り組む姿勢を大切に

現代表の鎌田社長は、旧型の社内体制の改革にも乗り出し、柔軟な意思決定のできる組織作りを再構築されたとのこと。
その結果現在では製造と販売が両輪になって運営できる柔軟な体制を整え、全体として新たな取り組みに邁進されているようです。
モトックスからの希望の味わいの「にごり酒」製造に関しても、開発諸段階からモトックスと千曲錦酒造の杜氏、営業様と本当に多くのやり取りをしつつ、何度も製造テストも行い、モトックスの考える理想のにごり酒を追求してきました。
弊社の味わい希望にも真摯に取り組んで頂いたその柔軟でポジティブな姿勢には深く感謝しております。
2025年はまだ販売初年度ではありますが、今後ともよりよい形をもとめ、モトックスと千曲錦とのコラボ実験も重ねながら、よりよいにごり酒開発に向け進めていく予定です。

にごり酒って?

「にごり酒」とは、一般的には白く濁っている日本酒のことです。とろっとした口当たりとコクのある独特な旨味たっぷりな味わいが特徴でコアなファンに人気があります。
にごり酒の白濁は、発酵した醪(もろみ)を搾る日本酒製造の工程で敢えて目の粗い布などで搾り、あえて滓を残しているためです。
滓は、本来酒粕になる部分の米麹、酵母などの細かい固形物で、にごり酒の特徴的な香りや味わい、舌触りを造る基となります。
この滓には、たんぱく質、やビタミンB1、B2、B6、葉酸、食物繊維、アミノ酸などなど様々な栄養がつまっていると言われています。
「にごり酒」はしっかり冷やして冷酒などとしてストレートで飲まれることが多いのですが、しっかりした味わいを活かして、実はロックやソーダ割りとしてもお勧めです。
また変化球的にはレモンやライムを添えたり、ミントを加えて見た目もおしゃれなカクテルも簡易につくれてしまいます。

独特のネーミングとラベル

ネーミング&ラベルでは「このにごり酒を味わったときの気分」を見える化してみました。
にごり酒ってコアなファンは多いけれど、知らない方は実は口にしたことないって方もいるみたい。
米感のあるどろっとした味わいは想像つかないって方も。
そんな中でまずはこのにごり酒の味わいとしての丸みや旨味、ヨーグルトのような爽やかな酸味を「色合いとデザイン」で。
いつのまにかちびりちびりと杯が進み飲んじゃって気分がアゲアゲ「ぽわん」という気分になる様子を「デザインとネーミング」で表現。
なんとなく良い気分。。。「ぽわん」とした気分。
それを含めて味わって頂きたくて、ということからのネーミングであり、ラベルなのです。

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